わたし、二番目の彼女でいいから
2人のヒロインから愛情でメンタルぶん殴られたい方は是非おすすめ。
不純愛ライトノベルを駆け抜けている『わたし、二番目の彼女でいいから』
主人公桐島は表紙手前のヒロイン早坂さんと付き合っています。
ただし、お互いに本命の人がいる状態で…。
まず最初から付き合っているからヒロインとの駆け引きが過激!
今のところライトノベルの中で見たことのないような過激なシーンがたくさんあります。
あまりに過激なので発売禁止になるかもって、勝手に思いkindleで買ったのですが、念の為文庫本買いました。それほどやばいです。
ただ、その過激なシーンは単純にサービスで表現されているわけではなく、嫉妬故の行動だったりとしっかり登場人物の気持ちが反映されています。
1巻から4巻までは高校生編ですが、こんな高校生活を送ったらそりゃあ狂ってしまうなぁと思います。
また、ミステリー要素と言うか、叙述トリックが散りばめられていて、意外なところに伏線が貼られていたりして、読者を驚かせます。
彼女の妹にキスをした
彼女がいるのに上手くいかない。
そんな落ち込んでいる主人公を受け入れる彼女と同じ顔で魅力的な性格の妹に溺れる背徳感が味わえます。
結果的にですが、付き合っている彼女がいるのに、その双子の妹と同居します。
肩書きからだけだとなかなかサイコパス味高い設定です。
それだけを見ると主人公ただのクズじゃん。ってなるのですが、付き合っている彼女は潔癖で男女関係は進まない。劇団員を目指していて忙しく、主人公との予定は二の次。
そんな中で、見た目そっくり、主人公と恋愛観の合う双子の妹が側にいて慰めてくれるわけです。
妹がたっぷり甘えさせてくれます。
友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。
グループで仲良くしている人と内緒にしながら陰で付き合おうとする背徳感と優越感に浸れます。
凄く皮肉な人間関係。
主人公は男女のグループで和気藹々と過ごす事に拘ります。
なぜなら、グループ内で友達同士が恋愛関係になった時に一緒に居られなくなる経験をしているから。
それ以降、主人公はグループ内での恋愛の禁止同盟を結び何より友情を大切にします。
そんな友情を大切にする主人公に惹かれるヒロイン。
頑なに友情を守る主人公に対して強引に迫ってくるヒロイン。
しっかりライトノベル感のあるテンポで読めます。ヒロインに攻略されたいと言う方は是非!!
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